草の根ささえあいプロジェクトメールマガジン Vol.22
このメールマガジンは草の根ささえあいプロジェクトの正会員・賛助会員の
皆さまにお送りしております。
2015年3月3日発行
三寒四温、行きつ戻りつ、でも少しずつ確かな足取りで春が近づいてきていますね。
木々の枝に小さな芽がついて、しっかりと春の準備をしている様子は、
なんとも愛おしく感じます。
この春から、私たちは、『居場所』を始めることにしました。
平成27年度の名古屋市若年者自立支援サテライト事業の受託も決まり、
一同緊張しながらも、わくわくの春を迎えようとしています。
どうぞ応援して下さいね。
それでは、草の根ささえあいプロジェクトメールマガジンをお送りします。
目次=========================================================
1.代表コラム
『私たちが今、大切にしたいこと』
2.ご案内
■3/6(金)まるナゴ3月定例会
■3/22(日) 3月草ラボ
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1.代表コラム
上記でご紹介した、名古屋市若年者自立支援サテライト事業の企画書の中で、
代表の渡辺が書いた文章から、今月の代表コラムをお届けします。
「私たちが今、大切にしたいこと」
若者の生活保護受給者数は、ここ10年で3倍になりました。
そのことについて世間では「自己責任」とうたわれ、非難の対象になっています。
しかし生活保護を受給する若者は、自ら進んでその生活を選んでいるわけではなく、
経済的困窮と同時に孤立に悩み、自死を選ばざるをえない人も多くいるのが現状です。
現に、20代~30代の生活保護受給者では、生活保護を受給していない人に比べ、
6~7倍もの高い自殺率になっています。
また日本では、生活保護を受けていない20歳~39歳の若者も、死亡原因の1位は「自殺」です。
これは先進国の中で、特異な現象です。そしてさらに心が痛むのは、そのうちの約7割もの人が、
相談機関等に行ってSOSを出していたことです。
これは遺族への丁寧なヒアリング調査であきらかになった数字です。
(ライフリンク『自殺白書』調べ)
このことから、自死を選んだ方が、必死に生きようとしたにも関わらず、
社会がそれを救えていない現状が見えてきます。
そのために私たちは、尊敬する支援者のおひとり「北九州ホームレス支援機構」の奥田知志さんの
説である、人が孤立しないために必要な支援「家庭モデル」の実現に全力を注ぎます。
※家庭モデルについて(カイパパ通信より)
http://kaipapa.livedoor.biz/archives/52513088.html
①受け皿機能・・・家庭が担う生活機能の支援『孤立を未然に防ぐ』
②記憶・・・・・・居場所提供『温かな経験により、マイナスの記憶をプラスに変える』
③伴走的コーディネート機能・・・多分野連携『本人を中心とした顔の見えるチーム支援』
④役割の創出・・・ボランティア・就労支援『地域や社会にとって、
"なくてはならない人"になる支援』
このサテライト事業で私たちが大切にしていくことは、
<出会った相談者とつながり続け、経験や成長のプロセスを間近で見守り、
決して孤立させないこと>です。
みなさんどうぞ、お力添えください。
(一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト 代表理事 渡辺ゆりか)
2.ご案内
■3/6(金)まるナゴ3月定例会
3月のまるナゴは、名古屋市子ども若者総合相談センターのセミナーに便乗します!
刈谷病院の理事長、平野千晶先生が名古屋で講座を開催されます。
精神病院が患者を抱え込んではいけない・・・と、
PSWの職員さんをたくさん配置し、「地域に出向く」支援をしておられます。
広く精神病院を地域に理解してもらうために、 病院を中心とした地域のお祭りを、
ユニークに企画して開催しています。
一方で、自閉症・発達障害の早期発見と療育にも力をいれておられ、
病院独自のメニューで「親子教室」の企画運営もされております。
平野先生曰く、
「病院を中心に・・・・」と言っている時点で、
まだまだダメで、地域全体でいかに見守って行けるかが大切。
病院は<そのひとつ>となるようにしたい。
とおっしゃっています。
一緒に「地域連携」について学びませんか?
参加希望される方は、すぐにご連絡下さい。(急がせて申し訳ありません)
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1.テーマ 「医療機関を中心とした地域連携の取り組み」
2.講 師 医療法人成精会 刈谷病院 院長 平野千晶氏
「地域に開かれた一体感のある精神科医療の展開」を実践し、
様々な地域連携のメニュー展開や取り組みをしている、
刈谷病院 理事長の平野千晶先生をお招きします。
医療の敷居を低くし、入院しても早期の治療と回復により
地域復帰の手助けを行うことを理念としている刈谷病院。
患者さんの立場に立ち、分かりやすい言葉で心理に配慮し、
情報を伝える心理教育で地域に根付いています。
療育の必要な子どもたちの相談が、日々舞い込む刈谷病院の現状と、
地域連携の取り組みを伺い、発達障害・精神障害をお持ちの相談者
さんを地域で見守る方法のヒントを頂きます。
3.日 時 平成27年3月6日(金)午後7時00分~午後9時00分
4.場 所 ウィルあいち(名古屋市東区上竪杉町1番地) 特別会議室
052-962-2511
5.その他 (1)1団体から複数名参加いただいても構いません。
(2)公共交通機関を利用いただきますようお願いします。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
■3月草ラボ
草ラボは、草の根ささえあいプロジェクトの生命線とも考えている、どなたでも参加して頂ける、
開かれた会です。
会の前半は、草Pの活動報告。...
後半はOSTという手法を使ったワークショップを行います。
テーマは、参加者のみなさんに、この場で話し合ってみたいことを出して頂いて、
その中から自分が興味のあるテーマを選んで、グループで話し合います。
途中で移動してもいいし(はち)、ちょっと休憩してもいい(蝶)。
自由なワークです。
是非、体験してみて下さいね。
何度も参加してくださっている方も、もちろん大歓迎です!
・・・・・・記・・・・・・
☆3月の草ラボ(草の根研究会)を開催します☆
<日時>2015年3月22日(日)
13:00〜16:00 (受付開始 12:30)
<会場>ソレイユプラザなごや
名古屋市中区栄一丁目23番13号伏見ライフプラザ12階
<参加費>500円(税込)
<内容>(変更になることがあります)
第1部 草の根ささえあいプロジェクトの紹介、活動報告
(初めてご参加いただいた方も、これで草P早わかりです!)
第2部 ワークショップ
(参加者のみなさんが、今抱えている課題や、日頃から気になっていること、
みんなで話し合ってみたいことを持ち寄ります)
お申し込みはこちらから ↓
http://kokucheese.com/event/index/268864/
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★事務局からのお願い
メールアドレスを変更されました際にはご連絡いただけますようお願いいたします。
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★編集発行
一般社団法人 草の根ささえあいプロジェクト 事務局(彦坂、上原)
〒453-0041
愛知県名古屋市中村区本陣通5丁目6-1 地域資源長屋なかむら
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