草の根ささえあいプロジェクトメールマガジン Vol.23
このメールマガジンは草の根ささえあいプロジェクトの正会員・賛助会員の
皆さまにお送りしております。
2015年4月29日発行
新緑がまぶしい、初夏を感じる季節になりました。
みなさんはどのように過ごされていますか?
私は夕方の風に誘われるように、一つ先の駅まで散歩することが多くなりました。
ちょうどハナミズキの花が満開で、ハナミズキがきれいだなぁと思っているうちに
次の駅に着いてしまいます。仕事の疲れもちょっとすっきりとれるのがうれしいです。
それでは、草の根ささえあいプロジェクトメールマガジンをお送りします。
目次=========================================================
1.代表コラム
『深く深く根をはる1年』
2.報告
■発達障害研修会
■「名古屋市若年者自立支援サテライト事業」受託しました!
3.ご案内
■ワークショップ「よりどころ〜ホームを探す・創る」
■会員更新について
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1.代表コラム
任意団体として草の根ささえあいプロジェクトを立ち上げてから4年。
真剣に学び合い、地域に想いを伝え、仲間を増やし、そこから見えてきた課題に
対して、しっかりと役割を担い。留まることなく、歩んできました。
一生懸命山を登りながら、見えてくる風景も少しずつ変わってきました。
でも、どんなに風景がかわり、事柄や役割が変わっても、「自分のため」ではなく
「誰かのため」にという想いで、常にベストを尽くしてきたこと、あきらめないこと。
その事は今でも、少しも変わっていないと確信しています。
今後ますます事業や社会的責任や評価が大きくなる中で、今、その表面に注力するの
ではなく、大地を丁寧に見つめていきたいと思います。
大地はスタッフ。そして草の根に関心をもってかかわってくださるみなさん。
みんなで、沢山たくさん話したい!
そして地下に、深く深く根を張る1年であれたらと思っています。
(一般社団法人草の根ささえあいプロジェクト 代表理事 渡辺ゆりか)
2.報告
昨年秋から開催している”発達障害研修会”、また今年4月から始まる”居場所”事業に
ついてご報告いたします。
■発達障害研修会
昨年度に続き、今年度も山口久美さんを講師に迎えた「発達障害研修会」を開講中です。
これまでの第1回、2回では、「問題行動をなくすため」ではなく「誰もが地域で自立
して暮らすため」に自閉症、発達障害の基本や原因である脳の機能障害や特性、対応方法
などを学び、また3回目には実際に受講生が支援している方に対する事例をベースとして
具体的なアセスメントや支援について学びました。
研修の中でも、特に講師の山口久美さんから、対象者一人一人に合わせた工夫を、試行錯誤
の過程や結果を豊富な写真とともに紹介いただいたときには感嘆の声が上がりました。
研修会はあと1回となりましたが、具体的な支援方法や実践的な内容を学び、支援者の支援
に繋げていくことができるように運営スタッフが一丸となって取り組んでいきます!!
■「名古屋市若年者自立支援サテライト事業」受託しました!
一般社団法人草の根ささえあいプロジェクトは、「平成27年度名古屋若年者自立支援サテラ
イト事業」を名古屋市から受託しました。
本事業は、草の根ささえあいプロジェクトが平成25年から実施している「子ども・若者総合
相談センター(こわか)」のサテライト事業であり、同センターと連携を取りながら、電話
相談・カウンセリング・自立支援・居場所提供などを実施します。
本事業の開始に伴い、草の根ささえあいプロジェクトとしての居場所を持つことになりました。
これまで草の根ささえあいプロジェクトでは、アウトリーチ中心の支援を行ってきました。
しかし、これまでの活動や調査から、生きづらさを抱えた方々の課題解決後に、自立に向けた
ステップとして「居場所と仲間」「人への役立ち」が必要であることが分かってきました。
今回の事業で居場所を持つことで、課題解決から自立まで、ご本人によりそうことが出来るこ
とになりました。
「出会った相談者とつながり続け、誰一人孤立させないこと」。
利用者・支援者・居場所に来るすべての人にとって、ステキな居場所にしたいと思っています。
応援よろしくお願いいたします。
3.ご案内
■5/5-5/6 ワークショップ「よりどころ〜ホームを探す・創る」
過去に当法人が行った調査(「社会的孤立や貧困に至るプロセス及び支援のメカニズム
に関する調査」)で、100あまりの事例をじっくり読んだ結果わかったことのひとつは、
「自分の人生を放棄している人はひとりもいない。」
ということ。
それなら、「わかっているけど(制度だから)しょうがない。」なんていうことはできない
よね、と、私たちは、子ども・若者の相談窓口や利用者さんの生活をサポートする居宅支援、
居場所事業をスタートさせました。
どんな”居場所”があったら誰もが安心して暮らせるのか、
どんな地域になるといいか、
どんな対話の場が必要なのか、
まだ答えは出ませんが、みなさんとともにOSTの手法を用いて考えてみたいと思います。
OSTというワークショップに関心のある方、「居場所」について考えてみたい方、新たな出会い
を見つけたい方、ぜひお越しください。
お申し込みはこちらから
→http://kokucheese.com/s/event/index/278422/
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暮らしの中で、あると当たり前として意識すらされないのに、なくなってしまうと、
途端に生きるのが辛くなってしまうものがあります。
それは、「ホーム(home)〜よりどころ」です。
たとえ「ハウス(house)」があっても、「ホーム(home)」を持っていない人もいるでしょう。
どんな「ホーム」を持ったら、私たちは安心して暮らせるのか。
誰もが孤立しないために、地域にどんな「よりどころ」が必要なのか。
不安、問い、希望、願望、妄想・・・様々なモヤモヤをみんなで持ち寄って、OSTというワーク
ショップ手法を用いて、2日間を通してじっくりと対話を重ねます。最後にはモヤモヤに対する
それぞれの新しいアクションを生み出すことを目指します。
<開催概要>
日時:2015年5月5日(火)14:00頃〜19:30頃
6日(水)9:30頃〜16:00頃
会場:名古屋市短歌会館
名古屋市中区錦2-13-22 TEL:052-231-2233
http://www.homex.jp/tanka/index.html
地下鉄東山線・鶴舞線「伏見」下車 1番出口より徒歩5分
ファシリテーター:嘉村賢州さん
(NPO法人 場とつながりラボhome's vi代表理事/ファシリテーター )
参加費(2日間): 会員 5000円
非会員 8000円
■会員更新について
おかげさまで一般社団法人草の根ささえあいプロジェクトは、4月27日で法人化丸3年を迎えました。
つきましては会員のみなさまには、更新のお手続きをお願いしたいと思います。
詳しい更新方法は、改めてお手紙を送らせて頂きます。
また、上記でご案内した5月5日6日のワークショップイベントでも、更新と新規加入の受付をします
ので、参加される方はそちらでも手続きをして頂けます。
これからも、引き続きご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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★事務局からのお願い
メールアドレスを変更されました際にはご連絡いただけますようお願いいたします。
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★編集発行
一般社団法人 草の根ささえあいプロジェクト 事務局(彦坂、上原)
〒453-0041
愛知県名古屋市中村区本陣通5丁目6-1 地域資源長屋なかむら
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