草ラボ(2014年3月16日開催)の報告

3月16日(日)豊橋市職員会館にて、草ラボ(草の根研究会)in豊橋を開催しました。


豊橋の皆さんとの出会いは、一昨年開催した「できることもちよりワークショップ」(http://blog.canpan.info/motiyori/)でした。

その後も、子どもの権利条例についてのネットワークや生活困窮者支援や若者支援の勉強会など続いているというお話はうかがっていたものの、豊橋在住メンバー以外は、なかなか伺う機会がなく・・・。そんな折、あるメンバーが、豊橋の皆さんと、それぞれの今を語り合えたらいいなあと、今回の草ラボin豊橋を企画してくれました。(ありがとう!)


当日はいいお天気、名物「豊橋カレーうどん」を食べ、市電に乗り、小旅行気分も味わいながら会場に入りました。

当日の参加者は計16名。まず最初はチェックイン。
われらがひこにゃんのホットなあいさつと笑顔に、場があたたまるのを感じました。その後、お1人ずつ、自己紹介と今の気持ちを伺っていきました。「豊橋に来てくれて嬉しい」そんなコメントもいただけて嬉しくないはずがない・・。あるメンバーがニンマリしていたのを見逃しませんでした(笑)

次に、草の根ささえあいプロジェクト(草P)の現在の取り組みに関する紹介と、各班報告を行いました。草Pの活動には、1つ1つ「班」があるのですが、各班の現状や課題や悩みごとを共有する大切な時間が、実はこの草ラボなのです。また、今回初の試みとして、各班のリアルな相談ごとを、参加者の皆さんにも聞いていただき一緒に考える「リアル草Pミーティング」を行いました。今回は『PR班』と『こわか班』の2つ。こわか班では、ひきこもりの方へのアプローチについて、実践現場でのお話を伺うことができました。貴重なアドバイスもありがとうございました!

休憩をはさみ、後半はOSTワークショップです。
今回参加者の皆さんから出していただいたテーマは以下の3つ。
(1)「豊橋で子どもの権利条例を作るためには」
(2)「長期ひきこもりの人の社会復帰」
(3)「ホームスタート」

(このワークショップは、参加者の主体性を大切にしているので、どのテーマに参加してもいいし、途中で他のテーマに移動してもいいし、チョウチョウのように各テーブルをとびまわってもいいというものです。)

今回私は、「豊橋で子どもの権利条例を作るためには」というテーマに参加しました。権利条例を作るためには・・という具体的なところまで話を進めることはできませんでしたが、子どもの権利とは?幸せとは?・・と問いを持って話し合うことが、理解が深まる第一歩だということを、教育体験を交えながら教えていただきました。ある参加者の方が「今、自分自身の元気がないのよねえ」とおっしゃっていましたが、お話される様子は、とても想いが込もっていて、自然と引き込まれていました。そして、実際に体験して感じることに勝るものはないのだなあとも思いました。

その後、各グループの話し合いについて、全体共有をしてワークショップは終了しました。テーマをご提供いただいた皆さま、ありがとうございました。

最後はチェックアウト。今日の感想を一言ずつ発表しました。
「しばらく積極的にこういう場に出ることを休んでいたけれど、久しぶりに出てこられて嬉しかった。話せるって嬉しい。」「今の取り組みを頑張っていきたいと改めて思った」「年に2回は豊橋に来て下さい(笑)!」などすてきな感想をいただきました。

豊橋の皆さんと初めてお会いしてから1年半以上経ちますが、また再び、皆さんの熱い想いや実践、そしてつながりに触れる機会をいただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ご参加いただきました皆さま、まことにありがとうございました!

次回の草ラボは、4月13日(日)13:30~16:30
場所は、名古屋市中村区 亀島コミュニティセンターです。
どうぞお気軽にご参加ください。
(大森)

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