草ラボ(2013年9月14日開催)の報告

2013年9月14日、名古屋市教育館にて草ラボ(草の根研究会)を開催しました。

今回の参加者は全部で22名。内訳をみてみますと、草ラボはじめましての方がなんと半数以上もいらっしゃいました!すごい。

 

この日は三連休の初日ということもあって、どれぐらいの方にお集まりいただけるだろうかと、スタッフ一同かなり心配していたのですが、予想を超える皆様の数に、うれしさと感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 

そしてイベントの幕開け!

 

まずはチェックインということで、自己紹介+今の気持ちをお一人ずつお話しいただきました。

そこでは何人かの方々から、草の根ささえあいプロジェクトの活動を知るようになったきっかけをお聞きすることができたのですが、フェイスブックやボランティア情報誌の「ボラみみ」、知り合いの人からの口コミでなど、その経緯は多種多様。

「周りの方からお誘いを受けて、よくわからないまま来てしまいました」、「ずっと気になっていたんだけどなかなか来ることができず、今回思い切って参加してみました」というようなお声もあり、これにはそうそうと共感されている方も多いようでした。

 

次に、パワーポイントを使って草の根ささえあいプロジェクトの全体紹介を行いました。

 

で、この後はいつもであれば各班報告へと移るのですが、今回の草ラボは特別編成です!

スペシャルゲストに、京都の舞鶴工業高等専門学校の丹下先生をお迎えし、「スマートフォンを活用した障がい者支援」というタイトルでミニ講演をいただきました。

丹下先生はもともと医工学を専攻されていたそうですが、その後に福祉工学の分野にも興味を持ち、現在も様々な研究をされておられます。福祉工学を始めるようになったきっかけや、ノーマライゼーションを実現させるための研究開発にかける思いなどをお伺いしました。普段はなかなか知ることのない世界だけに面白かったです。

 

そして休憩をはさんで、後半は各班報告からスタートしました。

今回は時間の関係でコンパクトな形とはなりましたが、

こわか(子ども若者総合相談センター)班、でこぼこ(居宅事業所)班、猫の手バンク班、インフォーマルネットワーク班、できもち班、CSR班、調査班、代表班による報告がありました。

今月からは、11月30日開催予定のイベント準備のため、できもち班が復活したそう。

今後の動きにも注目です!

 

最後はOST(オープンスペーステクノロジー)ワークショップです。

参加者の中からこの場で話し合いたいテーマを出していただき、興味のあるテーマのグループに分かれて議論を行います。

今回のテーマは以下の4つ。

 

・スマートフォンを活用した障害者支援について

・一人一人の考え、信念を認め合うことで、世の中が平和になっていくか

・活発じゃない人が自分らしく生きる方法

・今日明日の生きることに困っている状況だけれど制度にもなかなかのれないことについて

 

どうです皆さん、どれもこれも興味深いものばかりでしょ!

しかもこれ、全て初参加者の方たちが、緊張のなか勇気を振り絞ってテーマ出ししてくださったのですよ!

手をあげていただいた時のあの感動、忘れられません。

 

選ぶのがすごく大変でしたが、悩んだ末、私は「スマートフォンを活用した障害者支援について」のグループに参加。

これを出してくれたのは、丹下先生と一緒に来てくださっていた舞鶴高専の学生さんです。草ラボのOSTで、研究テーマを出してくれた学生さんというのは今まであまりいなかったような気がします。

実際に、機械の操作を交えて教えてもらうことができたので、専門知識のない私たちにもとてもわかりやすかったです。

 

それぞれのグループの話し合いについて、全体共有をしてワークショップは終了しました。発表者の皆様、思いのこもったテーマをご提供いただき、本当にどうも感謝いたします!

 

ワークショップが終わると、いよいよチェックアウトです。

全員で大きな円を作り、今日の感想を一言ずつ発表しました。

参加者の方々からは「はじめて会ったのに、昔からの仲間みたいで驚いた」、「自分の中の悶々とした気持ちを共有できてよかった」など、ここには書ききれないほどのすてきな感想の数々をいただきました。その場にいた私も、心にじんわりとぬくもりを感じました。

 

ご参加いただきました皆様もありがとうございました!

 

次回の草ラボは10月13日(日)13:30〜16:30@名古屋市教育館です。

予定欄のほうに「草ラボ」の印、ぜひぜひ入れておいてくださいね!

 

(彦坂)

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